平成23年3月11日に発生した大地震及び大津波で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げますとともに
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
今回の大震災に際し、関門航路事務所ではドラグサクション浚渫兼油回収船「海翔丸」を被災地へ派遣し、
非常食や飲料水、生活物資などを運搬いたしました。 その活動の概要を報告します。
▲小名浜港(福島県いわき市)に着岸、支援物資を積み出しました。
平成23年3月11日の大震災発生の報を受け、 九州地方整備局は関門航路事務所所属「海翔丸」の緊急出動を決定、
翌3月12日母港である北九州港を出港させました。 海翔丸は2日後の14日朝横須賀港へ寄港、支援物資及び資機材を
積み込んだ後、仙台塩釜港へ向かいました。 16日入港予定でしたが、岸壁周辺海上に発生したガソリン漏れにより海
上保安庁から待機を指示されたため、翌日問題が解決した後17日に無事入港、支援物資は避難所へと運ばれました。
▲入港する海翔丸から仙台塩釜港を撮影 ▲支援物資を船からおろす様子
平成23年3月12日(土) 北九州港を出港
平成23年3月14日(月) 横須賀港に入港、支援物資等を搬入後仙台市へ向けて出港
平成23年3月17日(木) 仙台塩釜港(宮城県仙台市)に入港、支援物資及び資機材を搬出
平成23年3月20日(日) 仙台塩釜港にて給水車22台分の飲料水を近隣の多賀城市へ提供
平成23年3月21日(月祝) 仙台塩釜港にてA重油30キロリットルを航路啓開作業に従事する起重
機船へ提供した後、横須賀港へ向け出港
平成23年3月23日(水) 横須賀港入港、支援物資を再び積み込んで出港
平成23年3月24日(木) 小名浜港(福島県いわき市)へ入港、支援物資を搬出後出港
平成23年3月25日(金) 相馬港(福島県相馬市)へ入港、支援物資を搬出後出港
平成23年3月28日(月) 北九州港帰港
写真下:多賀城市の給水車に飲料水を提供 近隣の自治体からも応援に来ていました
写真上:小名浜での荷下ろし作業の様子 相馬港での荷下ろし作業
仙台塩釜港
<支援物資>
飲料水 2リットルペットボトル 1,800本
レトルトごはん 1,000食
レトルト食品 700食
缶詰入り食品 8,000缶
スティックミルク 190本
栄養補助食品 1,400袋
毛布・防寒着など 20点
<資機材>
発動機付き発電機投光器セット 21台
小名浜港、相馬港
<支援物資(小名浜港、相馬港合計)>
飲料水 2リットルペットボトル 1,100本
レトルトごはん 2,200食
インスタント食品 3,000食
粉ミルク 4個
携帯カイロ 1,000枚
トイレットペーパー 500袋
ティッシュペーパー 250箱
おむつ・生理用品 140袋
簡易トイレ 460個
海翔丸の活動に関するプレスリリース
海翔丸の災害支援活動について(第1報) 国土交通省災害情報ページ